元しくじり文系女Webエンジニア/現サポートエンジニアの雑記

転職してから投稿する気があまり起きないので少し放置気味。ごめんなさい。

文系エンジニアの無知は怖い

Qiita

文系プログラマ Advent Calendar 2017 - Qiita

への投稿です。

どういう話

文系未経験で運命の悪戯によりIT業界に入った人間の苦悩と、それに対する対処法です。
ブログなのでポエムに近いですが、お許しください。

ネット界でよく見かける他の文系エンジニアと違う点

・別にエンジニアをやりたかったわけじゃないのになった
・学生時代に個人的にやりさえしなかった完全未経験

なぜこの話を書いたか

私は技術で教えられることはあまりありません。
ですが、経験は少し変わっているのでそれを共有することで誰かの役に立つことはできるかもしれないからです。

自己紹介

国語学部卒・Web系企業に務めるエンジニア五年目♀です。
(現在の会社は2社目)

IT業界に入った経緯

元々大学教授になるのが夢でした。
そのために大学院に行こうとしましたが不合格で。
浪人という選択肢もありましたが、家庭の経済的事情と私自身の勉強疲れにより、就職を決意しました。 その時すでに大学卒業2か月前で、マイ〇ビで偶然出てきて印象の良かった企業に応募し、なんと就活開始後一社目で内定をもらい、入社しました。(事務職で応募したのに面接時に口説かれ、技術職に変更)

1社目でどのようなことをやっていたか

PHPでの中小企業向けの業務システムの開発

良かった点
・開発を優しくするための自社フレームワークもどきがあった

苦労した点
・何しろ初めての概念が多すぎて理解できない
・何が理解できていないのかもわからない

やばい点(転職してから気づいた)
・バージョン管理ツールなし(ファイル名の日付で判別していた)
・テストは当然手動
・開発環境は手元になく、共有ファイルサーバー内のファイルをみんなでいじっていた (当然コンフリクトしまくり)
・コードレビュー時はテキストファイルに修正箇所を記載してメールで送信

転職の理由

・薄給・休日出勤・長時間労働・残業代なし・有給なしの完全真っ黒企業
・仕事が同じことの繰り返し
・二年目以降成長していない、というか転職を防ぐために成長させない仕組みになっていることに気づく

転職活動

エージェントを利用して行いました。
社会人4年目の時に行ったので、時期がちょうど良かったのか?有名企業にもほとんど書類が通りましたが、 技術力の低さを見抜かれ、筆記試験や面接には落ちまくりました。
それでも持ち前の火事場の馬鹿力を利用し、活動開始から1か月後に内定をいただきました。

転職してから

まずは自分の無知さを思い知らされました。 Git? GitHub? というかGitとGitHubってどう違うの?
プルリク?
コミット?
CIツール?
デプロイ?
何それ?

あ、それ以前に開発環境構築ができなくて苦しみました。 (他の新入社員は1日で終える「環境構築作業」に私はまるまる一週間かけました)

何よりも、一社目で成長していない分を取り返すのが非常に大変でした。 いや、まだ取り返せていません。 現在進行形でも勉強はしていますが、 失った4年間は重いです。

前職で過労死しない程度に過労していたんだよ!という言い訳はありますが、 勉強会や情報交換会に一回も行かなかったのを反省しました

まとめ

文系エンジニアの弱点は以下です。 ・学生時代の仲間でエンジニアが少ないため、情報を入手しにくい
・よって、劣悪な労働環境と知らずに長年働いてしまうことになりがち

メッセージ

上記「まとめ」の状況を打破するためには、
・適切に情報を入手する
・勉強会に参加して仲間を増やす
が必要です。

自分の会社が客観的に見てどうなのか?というのを意識する必要があります。
環境のせいにするな、とはよく言いますが、結局は環境が大事であると思います。
特にまっさらな新卒は周りにほぼ影響されます。
変な癖がついた状態で勉強してしまうと変わるのには時間がかかります・・・。
私のような思いを誰にもしてほしくないので、こう言います。
「とにかくエンジニアとしての技術的な知識だけでなくエンジニア社会の知識をつけましょう! 」

また、鳥かごの中に閉じ込められている人はこのはてぶやQiitaを見つけることさえ難しいかもしれません。
どうか皆様の周りに私のような人がいたら助けてください。

では、よいクリスマスを。(クリぼっち)